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制作日誌

Ninja250SL

Ninja250SL Frando 7VB ラジアルマスターをこだわりの機械式ブレーキスイッチで。

2017.11.11


ついにマスターシリンダがくたびれてきて、
修理も含めた選択肢を検討して、ラジポンを一度使ってみることにしました。



7NB ラジアルマスターシリンダ
ブレンボ製レーシングマスターとよく似たデザインの台湾のFrando製です。

このマスターシリンダーは、価格がノーマルマスター並みに安いのが特徴です。
(耐久性や操作性は、SUDAではまだ未確認です。)
きちんと輸入元の出荷時からの2年保証があります。
なので購入は正規品をお勧めします。
輸入元は、ドクター須田と同じ東京都町田市の ガルーダさん です。

マスターシリンダのボディーは上下対称形状となっています。
なるほど、クラッチ側にも反転して使用できるようにしているのは、
コストダウンのための良いアイデアですね。
マスターのサイズは、今回選んだのは15㎜ですが、
実際のボディーの刻印は5/8in。ミリに直すと15.8㎜です。
計算では15㎜でぴったりの予定が、15.8㎜となると・・・
メタリカ製などの効くブレーキパッドに要交換ですね。
SLのノーマルキャリパーでは「14㎜」というタイプを選んだほうが良いでしょう。

本体に小さめのリザーバータンクと油圧式のブレーキスイッチが付属します。

せっかくラジアルマスターに換えるのに、圧力の逃げる油圧式はちょっと残念。
スイッチは機械式にこだわり、試作をします。

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ラジアルマスターへ交換するときの「あるある」ですが、
カワサキ車はスイッチボックスの内側からスロットルケーブルが出ていて・・・

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マスターの下側はブレーキホースを取り付けるスペースがありません。
対応策が必要にはなります。

本来、対策はハイスロキットと薄型スイッチを同時に使用するのがベストと思います。
しかし今回は安上がりな方法でいきます。

s_IMG_2150.jpg
通常ブレーキホースを取り付けるマスターシリンダー下側にはボルトでメクラ。

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マスター上側のブリーダーボルトを外してホースを取り付けました。
(下側がメクラ蓋でエアだまりが出来やすいので、
 エアフリーボルトでしっかりエア抜きする必要があります。)


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ブレーキスイッチは、1ミリのアルミ板金したステーに防水タイプのマイクロスイッチをセット。
見えない位置に取り付けるスイッチが主流ですので見た目の好き嫌いはあるかと思います。
また、万が一の転倒時の破損しやすさなどのネガティブ要素はありますが、
レバー調整の影響を受けにくく、簡単な構造で、スイッチ本体の調整はリーフ板を曲げるだけです。
(^^;)
安価なマスターにはこんな感じでもいいかと思います。

油圧スイッチでカクッと抜ける感じもなく、
安価でもタッチはちゃんとラジアルマスターです。
(この後しばらく使ってみて強度的に問題がないか確認していきます。)


しかし、マスターのサイズやらブレーキの効き具合やら、
今後の使い勝手や補修部品の入手等を考えると、
ラジコンはやっぱりイイかもしれないと再確認もできました。



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