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制作日誌

ECU FLASH

ECU書き換え作業 FTECUを使用したGSXR1000Rリミッターカット ③

2018.02.04


リミッターカットのため、REVリミッターの数値を変更したマップをECUに書き込みます。
変更を書き込むときは、読み込んだ時のとなりのボタン「Write ECU」をクリックして指示に従います。


s_IMG_2349.jpg

初めて登録したUSBケーブルで書き込む際、そのECUを登録するかの確認が表示されます。

承認するとUSBケーブルとECUが紐付けされます。
これによって手持ちのUSBケーブルは登録したECUしか書き込みができなくなります。
同じ車種でも他のECUは書き込みできません。
他のECUへの書き込みたいときは、新しいキットまたはLicenceの再度の購入が必要になります。

書き込みの時間は、変更したデータ量によって時間が変わるそうです。
(すべてを書き込む際は、6分ほどかかるそうです。)

REVリミッターの変更だけを書き込んだ国内仕様のマップでパワーチェックしてみます。

s_14500kc0.jpg

6速だけがリミッターカットされてしまいました。(^^;
ETVマップは書き換えていませんので、約150km/hを過ぎるとスロットルが閉じ、
パワーがガクッと落ちてそのまま伸びていきます。
他のギヤは、書き換え前と変わらず180km/hでREVリミッターが作動してしまいました。

このソフトウエアのREVリミッターの設定では、
国内仕様の各ギヤに別々に設定されているREVリミットは見えていない=設定できないようです。
国内のマップを使用している限り180km/hリミッターは解除できそうにありません。

次は元々スピードリミッターのないEUのマップに丸ごと変更します。
ダウンロードしたEU仕様のスタンダードのマップを書き込みます。

s_IMG_2351.jpg
EU仕様のマップになりましたのでパワーチェックをしてみます。

s_14500K00.jpg

スピードリミッターとスロットルの制限がすべてのギヤで解除になりフルパワーになりました。
これならサーキット走行会でもリミッターのストレスを受けることなく、
1000CCのスーパースポーツ本来の加速を楽しめると思います。

そして、ソフトウエアには、REVリミッターの他にもいくつか設定を変更できる項目があります。

今回はここまでで、
次回は、「書き換えだからこそできる設定項目」の分かった部分の説明をお見せします。


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