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制作日誌

4mini

2010 DE耐! タイプD用にスイングアームを交換

2010.04.29


エンジンのパワーチェックの前に、

スイングアームの交換に着手しました。

 

昨年のDE耐!で大石選手には、「長いクルマに乗ってるみたい」と、

コメントをいただき、

まあ、たしかに40mmもフォークを突き出しして、

低くなっているんだから・・・と思っていました。

(2008DE耐!ではエイプベースの車両に乗ってますしね。)

 

XR系のフレームでホイールベースを短くしているチームでは、

どうやらNSR用やエイプ用のスイングアームを加工して使用しているよう。

「じゃあ、タイプD用をポン付けかなぁ。それならエアボックスも使えるし。」

と安易な発想でスイングアームをとりました。

 

スイングアームを外して、XRとエイプを並べてみると・・・ 

「あっ!リンク部分の幅が違う〜  Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン  」  

s_P1000700.jpg仕方がないので、リンクも取り寄せてみると、

s_P1000699.jpg   s_P1000702.jpgエイプ用は、リンクの長さも、

おにぎり(三角形のリンク部分)も長くて大きいんですね〜。

 

そして取り付けると・・・ありゃっ!?

車高が下がりました。しかもおおよそ15mm前後は下がっています。

(エイプのほうが、スイングアームのたれ角が少なかったのですね。 (ノд`@)アイタタタ・・・ )

 

とりあえず、これでまたがってみると・・・

「キャスター角が、だいぶ寝ちゃったねぇ」という印象。

レーシングライダーとしては、まるでシロートの稲村には、

エイプのリンクでシートが低い(地面が近い)ほうが安心できそうです。

でもフロントの旋回性は、公開練習時より低下してしまいそう・・・。

 (せっかく短くしたのに効果は半減?いやγ号もタイムは出てるし意外といいかも?

   実走してから決めるか?XR用にアームを戻すか?・・・・・  (ー`´ー)うーん  ) 

 

ためしに、つき出しを少し増やしてみましたが、

さすがに現状から(後ろが下がった分の15mmも)出せるわけがありません。、

・・・一晩悩んだ末、

結局、エイプのリンクをとる前に社長が言っていた、

「幅、入らないならフライスで削っちゃえば?」を実行することに。

s_P1000704.jpg幅は中のカラー(スリーブ)で決まるので、

あまり精度は要求されない構造の部分。

時間もないので、フライスは使わず、手っ取り早くコンタ(糸のこ盤)で落としました。

 (切削面がだいぶ汚くなっちゃいましたが、機能的には問題ないので。)

 

スイングアームが短くなるので、

スプリングはMSP製ショックのSTD(17.2k)に戻しています。 

 

またがると、やっぱりエイプのリンクのときより柔らかい感じで動きます。

リヤの高さ自体は、だいぶ前の状態に近くなりました。

空車の1Gがわずかに残るぐらいプリロードをかけると、

乗車のIGは・・・ライディングポジションで30mm前後ぐらいになりそうです。

 

s_P1000706.jpg

というわけで、スイングアームが黒いエイプ並みのホイールベースになりました。

良否は・・・走ってからです。

(見た目は、スキです)

 

リンクをとった分だけ余分に高い授業料を払ってしまいましたが、良い結果を祈るばかり・・・。

d(*^0^*)d

 

これでやっとパワーチェックできますね。


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