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制作日誌

Ninja250SL

Ninja250SL 試作品テストレポート

2015.12.21


試作品のテストしました。

霞ヶ浦のトミンモーターランド・Bコースで
今年最後のSRTT平日クラブに参加して走行し、その後、街乗りでも使用してみました。


結論から言うと、慣れちゃうと外したくない。
できれば外さずこのまま当面使っていたい・・・です。(^^)b


最初に取り付けして握ったときには、自分でも「???」という感じでした。
実走しても最初の慣れないうちは、
今までの慣れたレバーの角度から変わってしまったことへの違和感が少しありました。
レバーに触れた瞬間に(同じものなので)反射的に付ける前の感覚がよみがえってしまいます。
角度の変わったレバーに慣れてくると、「あ、これラジポンっぽい」と感じるようになりました。
使っているマスターやレバーはそのままですから、もちろんレバーの反力が変わったり形状や剛性が変わることは無いのですが、
レバーの角度やレバーの動きをトレースする指の感じ、引く感じがラジポンっぽいです。
一番気になっていた状況によって引き始めに外に指が持っていかれるような動きによる違和感はピボット位置の変更により無くなりました。
中指から外側の指を使う3本がけでの操作ではレバーにアクセスしやすくなったと感じます。
人差し指と中指の二本掛けでの操作は、マスターシリンダが前にでてレバーの近い部分が無くなる事から、人差し指がチョットかかりにくくなったと感じると思います。
レバーの角度が変わりますし握る位置によっても変わるので一概に比較はできませんが、2本掛けで中指の掛かるあたり、下の画像でメジャーの中央あたりでほぼ同じ寸法になるように位置を変更しています。このメジャーの位置より内側は遠くなり外側は反対に近くなります。

s_IMG_0341342.jpg実走でのコントロール性ですが、
強く、とにかくしっかり握るという場面では、レバーが深く入るような時には、レバーの角度的に通常の横型のほうが、大きな力は、掛けやすいように感じました。
東南アジア諸国を活躍の主な舞台とする車両の純正ブレーキパッドは、
使用する路面状況に合わせた設定なのか(?)握りこんでも効きにくい特性のため急制動の場面では特にそのように感じます。
強くブレーキをかけずにコントロールする場面やスロットルグリップの持ち方に変化のある状況では、装着した仕様のほうが、グリップを四角く握った場面でも三角に握ったときと同じように操作の中心となる中指が薬指方向にもっていかれることもなく、コントロールしやすいと感じました。

s_IMG_0314.jpg
世界制覇!などと大げさなものではないと思いますが、(^^;
特にボクと同じように安価なマシンで、レバーの動きに違和感を感じる方や少しでもコントロールしやすくしたい方には、
何万円もする高価なラジアルマスターへの交換以外の新しい選択肢の一つとしてオススメできる方法だと今回のテストで感じることができました。



※参考:グリップの持ち方の変化について。

副業?(^^; のSRTTのインストラクター的なお話になりますが、
手のにぎり方=グリップの持ち方は人の構造上、走りの中で状況に応じて常に変化してます。

・真っ直ぐ四角くにぎる(鉄棒や手すりを持つときの形)
  →教習所では、基本こちらの形を教わるかと思います。握力=力を使いやすく、回転等の動きの自由度が低いが体重を支えやすい。
・斜めに三角ににぎる(ドアノブをにぎる時や握手のときの形)
  →こちらは、スポーツライディングでは必須(基本)の大きな握力を使ったり体重を支えるのはちょっとだけ苦手ですが、手首の回転等の自由高い持ち方です。

s_IMG_334335.jpgスロットルグリップを四角くにぎる感じになるときは主に、体(頭)を(オートバイのセンターより)左に入れる時
・左コーナーのハングオフ
・左コーナーのリーンイン
・右コーナーのリーンアウト
とハンドルを左に切っているとき。
真っ直ぐ走るときも、
ひじを外に軽く張らずに真っ直ぐのとき、たとえば、疲れて腕に体重を乗せているときや、
教習所的な脇を閉めたフォームで乗るときは四角くにぎってますね。

スロットルグリップを三角に握るようになるときは主に、上記の反対で、
・右コーナーのハングオフ
・右コーナーのリーンイン
・左コーナーのリーンアウト
と、ハンドルを右に切っているとき。
スポーツライディングで基本の軽くひじを開いたような大きな風船を抱えたようなフォームのときは、
基本、三角ににぎっていますね。

ハンドルと手の角度の位置関係は上記のように状況によって変わりますから、レバーにアクセスする角度も変わり、
それによってレバーを引く時の感じ方も変化がでてきます。できるだけ変化を感じることが少ない仕様になれば、状況が変わっても感じ方の変化が少なく、いつも同じようにコントロールできる・・・。
公道での自己流での練習は危険が伴いますので、ぜひ、わいわい楽しいクローズドコースの練習 SRTT でどうぞ。




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