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制作日誌

ZX-25R

ZX-25R 低速もちゃんと走るのか?データから計算してみる。

2020.07.29


ZX-25R、ついにリリースされました。(^^)

装備のあれやこれやは、他のSNSにお任せして、
初回は、
期待の4気筒250㏄だけど、下(低速、正確には低回転)の力がなさそうで、
実車を観るまでモヤモヤしている方に。
(ボクもですが)


マフラーメーカーが公開しているパワーチェックデータから、
ノーマル車両の出力トルクを抽出させていただいて、
簡単に計算して、
気になる街中での走り、低回転での力を計算してみます。(高回転は比較するまでもない)

結論は。

十分、二気筒並みに走りそう。

です。

s_ZX25RvsTWIN.jpg表示


気筒数の違うエンジンは、同じスピードで走行していても回転数大きく違います。
パワーチェックデータの横軸が回転数のグラフをそのまま重ねると、
同じ回転数でも実際に出ているスピードが異なり、実際の走りの比較はできません。


比較するには、横軸をスピードのパワーチェックのグラフにするか、

ギヤ比の違いを考慮して横軸が回転数のグラフを読むか、
(見方が分かれば、これが簡単)
トルクとギヤ比から後輪駆動力を算出して、比較するか。
(今回はコレ。数値が大きくなって面倒なので、タイヤの分は比率で算出しています。)

そして、ギヤ比の差の少ない1速の値を使い、
重い車重の分(体重は60kgで)も係数として加味して後輪駆動力(トルク)を比較してみました。



「低速も、ちゃんと走りますよ」とモーターショーでカワサキの方にお聞きした内容通りになっています。

データ上からは、快適に下から使える、大人のおもちゃですネ。
(実際にのってみないと・・・の部分もありますが、楽しみになってきました。)

こうしてみると、某国内最強ツインのほうが、ミッションの設定が5~6速で若干ワイドになっていて、
燃費も考慮していそうなのがうかがえますね。


4気筒エンジンは、シングルやツインエンジンに比べて、
ストロークを小さくして、排気量を確保するエンジンです。
ピストンスピードが遅いため、高回転まで回すことができて高出力化しやすく、
往復運動をする各部品単体も小さく軽量で、高速運動に耐えやすい。
ただし、部品点数が多く複雑なので、ちょっと割高です。
メンテナンスも4気筒分ですからね。(^^;


でも、きっと、その分、音はサイコ~。
日常の癒しになってくれると思っています。



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